『風の通り道』と『太陽光の通り道』
『風の通り道』と『太陽光の通り道』は、家づくりに大変重要です。
健康と笑顔が、大切な家族にいっぱい欲しいから、大自然の恵みを活かします。
昔から「家づくりは健康づくり」と言われるように、暮らしによって健康は決まります。
日本人は建築の技により、涼しく、暖かく、健康に暮らしてきました。
しかし今では、暮らしを豊かにしているはずの文明の利器により、家が病気を引き起こすようになりました。
例えば、冷房病、冷え性、ヒートショック、新建材のシックハウス症など、身に覚えのある方や言葉だけは耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
実は、エアコンなど機械に頼らない暮らしが理想と言われています。
エアコンに頼らない暮らしはどんな暮らしでしょうか。ぜひ、想像してみてください。
夏は『風の通り道』で自然のそよ風に、気持ちよく。
冬は『太陽光の通り道』で陽だまりの暖かさに、ポカポカ健康家族。
なんだか、とても心地のいい暮らしですよね。
又、末永く住む家にするには、電気代などお金が掛かり過ぎるのも懸念点。
今は、電気製品に頼る暮らしが普及しましたが、もしエアコンに頼らずに暮らせたらどうでしょうか。
電気代がとても安くなり、温暖化対策にも貢献できます。
『風の通り道』と『太陽光の通り道』を考慮することで、快適さだけでなくコストも抑えた暮らしが実現できます。
家づくりの際には、上記2点をぜひ考慮してみてくださいね
『風の通り道』
今まで300軒の家を作ってきたからこそ伝えたいコト
自然の風の通り道は
大自然の恵みを活かした、自然な暮らしが良いですね。
夏は太陽光を遮り、心地よい風に吹かれて涼しく。
冬は陽だまりを作り、暖房無しでも暖かく。
梅雨時は天然木で湿度を下げて、爽やかに。
設計の工夫で、一年中快適な家が良いですね。
例えば、深い軒の出。
軒は、陽光を遮ったり、取り込んだりします。
夏の太陽は、高い位置から差し込みます。
軒の出の無い家は、直射日光が入り室温が上昇します。
だから、軒で日差しを遮り、窓辺を陰にする事でヒンヤリ室温を下げます。
一方、低い位置にある冬の太陽。
直射日光は、室内の奥まで届きます。
更に、南の窓は大きくし、温室効果で暖かく、室温をポカポカに。
風の通り道。
窓の設計により、そよ風を上手に誘います。
いい季節には窓を開けて、爽やかに過ごしましょう。
風の入り口を小さく、出口を大きく。
入口が小さいと、気圧差で勢い良く、風が入ります。
出口が大きいと、よどみなく空気が出ていきます。
又、低い所から高い所へ抜きます。
高低差により、上下の温度差が大きくなり、気流が動きます。
空気が上昇し抜けやすくなります。