子ども部屋をシミュレーション。加古川、明石、姫路、神戸のお子さんがまだ小さいご家族へ。
ハウジング山一で住まいのプランニングをされるご家族では、
お子さんがまだ小さいご家族や、まだこれから、という方が多く
おられます。
今すぐには必要ないけれど、将来に備えて子ども部屋を
確保したい、というご要望が多いです。
「子ども部屋についてのアンケート」(2015年野村不動産アーバンネット調べ)によれば、将来的に子ども部屋を用意したいと考えている人が77.1%で、その適齢期は「小学校1年生」と考えている人が39.2%でした。
子ども部屋は何をするスペースでしょうか。
勉強する、学校に必要なモノを収納する、遊ぶ、寝る、
洋服を収納する。
そのためにベッドと机を置くスペース、クロゼットなどの収納、
できれば友達が遊びに来てもゆっくりできる広さで、
TVも置きたい…。
すべてを叶えようとすれば、スペースはどんどん広がりますね。
ただ最近、小学生頃は、リビングで勉強するご家庭も多いです。
同時に登校に必要な学用品やランドセル、教科書なども、
同じ場所に収納する場合もあり、
リビングにそうしたカウンター&収納を提案することも
多くなりました。
また個室のクロゼットですが、洋服を洗濯して、干して、
収納するという家事動線を考えたら、ファミリークロゼットを
洗濯動線のどこかにプランしたほうが、家事がラクになります。
個室ごとにクロゼットがあったら、
洗濯物の収納のために各部屋にもっていかなければならず、
忙しい時にはそれができずに、洗濯したものがリビングに
山盛りに、ということにもなりそう…
遊ぶのも、個室でこもるより、家族のいるリビングの方が広いし、寂しくないし…。
ということは、小学生時代の個室は、寝る、自分のものを収納するくらいの機能があればいいことになりますね。
中高生では、勉強も自分の部屋ですることが多くなりますが、
試験前の集中したい期間以外は、リビングで勉強、
という声もよく聞きます。
それにひと昔前なら、電話は親に聞こえないよう、
自分の部屋で、という感じでしたが、
ラインでのやりとりも多くなり、部屋にこもらなくても、
LDKのソファでスマホを操作してもプライバシーが守れます。
また、家庭でのスマホに触れる場をリビングで、
というルール決めをされているご家庭もありますよね。
そして、もし大学から下宿するとなると、6歳から18歳までの
たった12年しか、子ども部屋は必要なかったことになります。
意外に短い期間だと思いませんか。
そう、子ども部屋が活躍できる期間は短いです。
私は、子ども部屋はできるだけ狭く、不便な方がいいと思っています。
そうすると部屋にこもらず、リビングで家族とすごすことになりますよね。
また不便だからこそ、創意工夫して、
居心地のよい空間をつくるよう、試行錯誤することに。
与えられるのではなく、自分で考えることも
とても大切ではないでしょうか。
お子さんがまだおられないか、小さいご家族は、
「子ども部屋」を必須と考えられる方が多いですが、
子ども部屋をプランする前に、周りの方に
子ども部屋がどんな風に使われているか、聞いてみてください。
家族みんなが揃い、団らんする期間って実は短い。
子ども部屋を広く、快適にするよりも、
リビングを広く居心地よくして、みんな同じ空間で過ごす方が、
豊かな住まいになりそうな気がします。
設計 船原慶太
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自然素材でつくる、デザイン住宅
ハウジング山一
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