【補助金】子育てグリーン住宅支援事業について

こんにちは、ハウジング山一です。
2024年11月29日に次年度の補正予算案が閣議決定され
「子育てグリーン住宅支援事業」が盛り込まれました。
そこで、今日はこの事業と補助金について
現時点で分かっていることをお話しします。
※2024年12月27日の更新が最新情報
●そもそも「子育てグリーン住宅支援事業」って何?

まず、国土交通省の発表から抜粋してみました。
「本事業は2050年カーボンニュートラルの実現に向け、新築住宅について、エネルギー価格などの物価高騰の影響を特に受けやすい子育て世帯などに対して、「ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅」の導入や、2030年度までの「新築住宅のZEH基準の水準の省エネルギー性能確保」の義務化に向けた裾野の広い支援を行うとともに、既存住宅について、省エネ改修等への支援を行う事業です」
引用:国土交通省HP
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000290.html
これだと「うーん。よく分からない」という方が多いと思いますので
ざっくりと要約してみると…
① 日本が「2050年カーボンニュートラル」を実現するために
② 新築住宅を建てる時に条件を満たした「省エネ住宅」にすると
③ 建物の省エネレベルに合わせて補助金を出すよ!
ということになります。
さらに③については「一部建て替えや改修でもOK!」とありますので、新築に限らず申請することができそうですね。

補助金の対象となる世帯と補助の金額は、省エネ住宅の種類によって異なり
国土交通省のHPにある上の表によると、下記の通りになります。
・長期優良住宅とZEH水準住宅…子育て世帯※/40万円〜100万円/戸
・GX志向型住宅…すべての世帯/160万円/戸
※「18歳未満の子を有する世帯(子育て世帯)」又は「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯(若者夫婦世帯)」
●GX志向型住宅の基準は?

注目すべきは、やはり金額が大きい「GX志向型住宅」だと思いますが
この「GX」という言葉、初めて聞くという方も多いのでは?
GXって?
Green Transformation(グリーン トランスフォーメーション)の略語。
温室効果ガスの排出削減と経済成長の両立を図る社会変革の取り組みのこと。
…ようするに「子育てグリーン住宅支援事業では、国によって定められた基準を満たすCO2削減効果が高い省エネ住宅=GX志向型住宅を建てるなら、補助金を出すよ」ということなのです。
その「定められた基準」とは以下の3つ!
①断熱等性能等級「6以上」
断熱等級とは、2022年10月に新設された国土交通省が定める住宅の断熱性に対する評価等級のことです。
GX志向型住宅の基準となる「断熱等級6」は、「HEAT20のG2レベル」「UA値は0.46以下」の断熱性能を満たす必要があります。これは気候が異なる北海道と沖縄のように地域区分によって異なりますが、冬の室温が13~15度を下回らないお家だとすればイメージしやすいかもしれません。
②再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」
家づくりにおける再生可能エネルギーとは「太陽光発電システムの電力」です。
そして、一次エネルギー消費量は、冷暖房や給湯、照明などのエネルギーのことなので、「太陽光パネルで発電した電力を使わない場合、家で使う電力を35%以上減らしましょう」という意味になります。
そのため、お家を建てる際に選ぶ給湯器や照明、エアコンなどは、省エネ性能が特に高いものを選ばなくてはなりません。
③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」
これは「太陽光発電システムの電力を使えば 家で使う電力のすべてがまかなえる」ということなので、太陽光パネルの設置は必須となります。
このように、1軒あたり最大160万円の補助が受けられる事業です。
興味を持たれた方、もっと詳しく聞きたい!という方は、ぜひスタッフまで!