長く住まうからこそ、土地探しをする前に

こんにちは、ハウジング山一です。
私たちがこれまで家づくりをお手伝いしてきたお施主様にも、お家を建てるための土地から探す方が多くいらっしゃいました。
よく「家づくりの7割は土地探し」と言われるように、土地探しは重要であり大変なプロセスです。土地探しをする前に知っておきたいことをまとめましたので、ぜひ読んでみてください。
●土地は南向き一択!の固定概念は捨てる

なんとなく当たり前のように受け入れている常識的なもの=固定概念は、家づくりにおいて総予算を押し上げる原因になるものが多かったりします。
そして、土地探しのプロセスでよく聞く固定概念は「土地は南向きがいい」です。
聞いたこと・思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この「南向きの土地」ですが、実情を見てみると、日当たりがいい土地が最も良いとされる固定概念が広く浸透しているため、常に需要が供給を上回っており、割高な価格+値引きの余地がない場合がほとんどです。
そして、南向きの土地を活かすように部屋を南向きでつくることになれば、これもまた家の予算を押し上げる隠れた要因に…。理由はオプション品が追加で必要になるからです。

【必要になるオプション品の例と理由】
・シャッター
① 南向きの土地は台風の風が直撃するため防災の観点から
② 南向きの土地は窓を見れば間取りが分かってしまい、夜になると
電気の点灯で使っている部屋まで分かってしまうため、防犯の観点から
・カーテン
① 南向きの窓は1日中直射日光が差し込むため、カーテンがないと眩しい
② 光線でテレビやパソコンなどの液晶画面が見にくくなる
③ 家具や雑貨の日焼け防止
④ 外から家の中が丸見えになってしまい、落ち着いて過ごせない
いずれも、窓1つあたり5〜10万円ほど費用がアップすると考えると、なかなかの金額になると思いませんか?
また、同じ理由で目隠しや塀、植栽などを追加することが多いため、南向きの土地は外構工事もコストがかかりやすいとされています。

ほかにも、南向きの土地の場合はウッドデッキも道路に面してつくることになりますが、 これも目隠しなしではとてもじゃないけど使えません。そのため、デッキ工事にプラスしてなんらかの形でデッキを隠す「目隠し工事」が不可欠です。
この目隠しに関しても、天然の木でつくれば比較的割安につくることができますが、絶対に朽ちない木目調のアルミ製がいいということになれば、天然木の倍近い費用になってしまいます。
●ずっと住む? 将来は売却もありうる?

・土地は日当たりがいいほど良い
・部屋は南向きが良い
・南向きの窓が多いほど良い
家づくりの固定概念TOP3になりそうなこの3つには、裏を返してみると「必要以上の高い買い物」になるかもしれない負の側面(欠点)があります。
土地代が高くなり、建物代・外構代も高くなれば、銀行からの借り入れも増え、月々の支払いが多くなります。
もちろん根強い人気項目なので、今でも需要が多く資産価値は高くなります。そのため、将来的に売却の可能性があるならば、南向きの土地は良い土地であるということになります。
ただし、永住するつもりで土地を購入するのであれば、こういった事実もきちんと知って、土地探しや家づくりに取り組むと、予算や叶う理想の幅がぐっと広がりますよ。