コラム

西向きの土地の活かし方

こんにちは、ハウジング山一です。

家づくりを始める場合、土地探しからスタートされるお施主様はとても多いです。
その際、土地の向きにこだわるあまり、せっかく素敵な家が建てられる土地を見逃されていることがあります。

そこで今回は、一般的にあまり好まれない傾向がある「西向きの土地」についてお話ししたいと思います。

●西向きの土地

西から入る光は、室内の奥までしっかり届く一方で、夏場などは特に日差しが強く感じられることもあり、積極的に選ばれる方はあまり多くありません。

しかし、弊社ではあえて西向きの土地を提案することがあります。理由はとてもシンプルで、私たちは基本的に、道路に面した正面側には大きな窓を設けない設計を採用しているからです。
西向きの土地であっても、西日による強い日差しが室内に差し込むことはなく、快適に過ごしていただける家づくりができるノウハウがあるのです。

そうなると、「西向きの土地は南や東(場合によっては北)に家が建っていることが多いので、西側から光を取り込まないと室内が暗くなるのでは?」という疑問を持たれる方もいるかと思います。その点について私たちの提案例を紹介したいと思います。

●一般的な採光の工夫

西向きに限らず、日当たりに不安がある土地では、建物の南側に余白スペースを取って光を確保するという方法がよく使われます。
たとえば、リビングと南側の境界の間に3〜4m、可能であれば5〜6mの空間を設けることで、隣に2階建ての建物があっても1年を通して日差しを取り入れることができます。

ただし、この方法にはいくつかの課題があります。
南側にスペースを確保するぶん、他の部屋を2階に移さなければならず、生活動線が複雑になったり、家事効率が下がったりといった不便が生じやすくなります。
また、屋内の部屋間で温度差が大きくなるかもしれないことを考慮する必要があり、将来的なバリアフリーや防犯面、外構費用の増加なども考える必要もあります。

●ハウジング山一の工夫

私たちは、一般的な手法にとらわれず、「暮らしやすさ」と「採光」のどちらも大切にした提案を心がけています。
たとえば、敷地に十分な広さがある場合には「平屋」をおすすめすることもあります。平屋であれば、洗濯や掃除のしやすさ、お子様の見守りやすさ、温度差の少ない快適な空間など、さまざまな暮らしの悩みを解消できます。

また、もうひとつの提案として「中庭のある住まい」があります。
家の外側ではなく、内側に庭を設けることで、たとえ隣接する家が南・東・北側に建っていても、採光用の窓まで十分な距離がとれ、明るさをしっかり確保できます。中庭に面した窓はご自宅の敷地内になるため、カーテンがなくても安心して過ごせますし、光と風をたっぷり取り込むことができます。

さらに、人目につく場所に大きな窓を設けなくてもよくなるため、外からの視線を気にすることなく、プライバシーや防犯面の安心感も高まります。その結果、目隠しや塀などの外構工事を最小限に抑えることができ、費用の面でもメリットが生まれます。

いかがでしたか?
文章だけではなかなかイメージがつかみにくいこともあるかと思いますので、ぜひ一度、見学会にご参加いただくか、弊社の施工事例をご覧いただければと思います。
きっと「こんな方法があったんだ!」と感じていただけるはずです。
どうぞお気軽にお問合せください。

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